メロディー♪ ~春風学園の遠足~ 3

 

森に入ってみると色々な植物が生えていた。「毒。毒。毒。食用」「瑛、食べたらダメだぞ」「毒々コレクションー」「虫付いてるー!」などと口々に感想を言いながら歩いて早一時間。時間的には昼食時間だ。
「お腹、空いた。ご飯」
「そうだね。そろそろ昼食にしようか」
「お腹ぐるるるるー」
「じゃあ、はい瑛」
京は自分のカバンから瑛の弁当を取り出した。その光景を見て嵐は絶句した。
「ん。礼、する」
「な、なななな何京に弁当持たせてんのよ瑛!」
「持つ、言った」
ビシッと瑛は京を指差す。
「お前には関係ないだろ」
「ま、まぁ、京が瑛の弁当持っているのは、いつもの態度から納得できるとして。瑛が持ってるカバンには何が入ってんのよ」
「プライベートー」
「塊。別に、良い。カバン、お菓子、入ってる」
「はぁーーーー!?京が持ってるカバンのだけじゃ足りないわけ!?」
嵐が瑛に詰め寄ろうとした時、京が前に出てきた。
「文句があるなら俺に言え」
「あんたが甘やかすせいだーーーーー!」
彼女があまりにも大声を出すので周りの鳥は飛んで行ってしまった。鳥どころか虫も驚いてどこかに行ってしまった。森の生物達からしたらいい迷惑だ。
「腹が減っては戦はできぬーって言うからー、食べよー?」
彼の提案に全員賛成した。塊が瑛のおかずを取って京に追いかけられたり、瑛が毒キノコを食べようとして大慌てしたりといつもの様ににぎやかに食事をとっている時、背後に怪しいものが動いている事には四人とも気付いていなかった。
食事を終えた四人は、とりあえず奥に行けるだけ行ってみようという事にした。しばらく歩くと分かれ道があり、四人は瑛と京、塊と嵐に分かれて進むことにした。

 

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