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メロディー♪ ~春風学園の謎の転校生~ 2

 

「みんなどうしたんだい・・・?」
教室から出ようとしていたマイケルと偶然出入り口で遭遇した五人。彼は自分のクラスに京以外のメンバーが来るのは珍しいので不思議そうにしている。
「お前こそどうしたんだ?」
「今日は試験ないよー?」
「来てみると結構面白い事あるからね・・・。今日から通う事にしたんだ・・・」
「学園、楽しい」
「もしかして・・・、みんな転校生を見に来たんじゃない・・・?」
「何でわかったの!?」
「季節外れだから見にくる人結構いるんだよね・・・。ほら・・・、窓際の一番後ろに座ってる人だよ・・・」
本を片手にぼーっと外を見ているのが転校生らしい。
「女の子だ!」
「あいさつするー?」
「そっとしといた方がいいんじゃないか?」
「何でだ?」
「だって、ほら、転校初日だし。っておいおい!吉田!」
邪魔な場所で三人が相談している間に、瑛がすたすたと転校生のもとへ向かっていた。
慌てて止めに行く男子生徒。それになぜか対抗心を燃やして追い越す京。呆れながらついて行く塊と嵐。楽しそうに不気味な笑みを浮かべつつ付いて行くマイケル。
「ハロー」
「瑛が英語を・・・!」
「ハローぐらいは誰でも言えるでしょ」
「言えない・・方が・・やばい・・だろ・・」
「運動不足ー」
「この距離で疲れちゃうんだね・・・。ふふふ・・・」
「えっと・・・ハロー?」
突然の個性豊かな面々の登場で困惑気味の転校生。すでに友達になっていたらしいマイケルが転校生に事情を説明した後、瑛達が自己紹介をした。
「お凛です。よろしく」
「え?本名?」
「違うよ」
「嵐ー、大人の事情だよー。作者もどうしようかちょっと迷ったんだってー」
「作者?何の話?」
「塊、しー」
「そうだったー。しー。というわけでー、質問タイムー」
「えっ!ちょっと待てよ!俺だけ自己紹介してないんだけど!」
「ちゃっちゃと終わらせろ」
「早く、早く」
「えぇ~。じゃあ、名前から。・・・ごほん。名前は」
「定番の質問!趣味は?」
「中村!俺の最後かもしれない活躍の場を邪魔すんなよ!」
「名前は『山本(やまもと) (はじめ)』。ポジションは脇キャラだろ」
「本田ー!!」
 
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